天井裏から「ドスンドスン」と重い足音——さいたま市でそんな異変に気づいたら、アライグマが棲みついているかもしれません。
実はアライグマは、ハクビシンなどほかの害獣とちがい、さいたま市が被害に応じて捕獲に動いてくれる例外があります。とはいえ侵入口の封鎖や清掃までは市では対応せず、業者への依頼が必要になる場面も少なくありません。この記事では、さいたま市でアライグマ被害に遭ったときの相談先と、業者に依頼する場合の費用相場・失敗しない選び方までを整理しました。
- さいたま市の相談窓口と、アライグマが受けられる市の対応
- アライグマ駆除を業者に依頼した場合の費用相場
- 信頼できる駆除業者の選び方と予防のポイント
さいたま市でアライグマ被害が増加している理由
さいたま市を含む埼玉県全域で、アライグマの被害は深刻化しています。埼玉県では平成14年度に初めて2頭が捕獲されて以降、捕獲数は年々増え続け、近年は毎年数千頭規模で捕獲されるまでに急増しています。
この数字は、2026年7月時点の埼玉県アライグマ防除実施計画などで公表されているものです。市街地でも人家の屋根裏や床下に侵入し、糞尿による悪臭や騒音、建物の破損などの被害をもたらしています。
アライグマは北米原産の特定外来生物で、日本には天敵がいないため繁殖力が高く、あらゆる環境に適応できる特性を持っています。手先が器用でわずかな隙間から侵入できるため、住宅街でも被害が広がりやすいのが特徴です。
アライグマかどうか自信がないときは、アライグマを見つけたらどうする?正しい対処法で見分け方と初動を確認しておくと安心です。
さいたま市の行政による支援と相談先
アライグマの被害に気づいたら、まずはお住まいの区役所の「くらし応援室」に相談しましょう。さいたま市では、各区役所のくらし応援室がアライグマ・ハクビシンの相談窓口になっています。
アライグマは市が対応する例外がある
さいたま市では、民有地における外来生物の駆除は原則として行っていません。ただし、2026年7月時点のさいたま市の外来生物のページによると、アライグマは例外とされています。
アライグマによる実害がある場合は、市が現地確認のうえ、被害状況に応じて防除対策の助言や捕獲などを行うと案内されています。ハクビシンも、家屋に侵入されて汚された、畑を荒らされたといった実害があれば対象になります。目撃しただけ、感情的な理由だけでは捕獲できない点には注意しましょう。
市の対応と業者依頼の切り分け
ここで押さえておきたいのが、市が対応してくれる範囲には限りがあるということです。市が助言や捕獲を行っても、侵入口の封鎖・糞尿の清掃・消毒・断熱材の交換といった作業は、土地や建物の所有者が自分で手配する必要があります。
つまり「捕獲だけは市に相談できるが、再発防止と原状回復は自費」というのが実情です。被害が屋根裏に及んでいる場合は、封鎖や清掃まで一括で任せられる専門業者に依頼したほうが、結果的に手間も再発リスクも抑えられるでしょう。
なお埼玉県では「埼玉県アライグマ防除実施計画」に基づき、市町村と連携してアライグマの根絶を目指しています。狩猟免許がなくても市町村での捕獲に従事できる「アライグマ捕獲等従事者研修」も開催されており、地域ぐるみで対策が進められています。害獣の捕獲で自治体から報奨金が出るケースについては、害獣駆除の報奨金ランキングでも解説しています。
アライグマによる被害の特徴と健康リスク
家屋への被害
アライグマが屋根裏に住み着くと、糞尿による天井板の腐食や断熱材の破壊が発生します。深夜に天井裏を走り回る足音は、家族の睡眠を妨げる騒音被害となります。
また、アライグマは手先が器用なため、わずかな隙間から侵入し、建物の資産価値を大きく損なう可能性があります。放置すればするほど被害は拡大し、修繕費用も高額になります。
健康への影響
アライグマは、アライグマ回虫やレプトスピラ症などの人獣共通感染症を保有している可能性があります。特にアライグマ回虫症は、発症すると重篤な中枢神経系の症状を引き起こすことがあるとされ、糞尿への接触は避けなければなりません。
糞尿に含まれる病原体や、アライグマの体に付着したダニ・ノミは、喘息やアレルギーの原因となります。小さなお子様やご高齢の方がいるご家庭では、特に注意が必要です。感染症のリスクについては厚生労働省のレプトスピラ症の解説ページもあわせて確認しておくと安心です。
農作物への被害
農地では、トウモロコシ、スイカ、メロン、イチゴなどの農作物が食害されます。アライグマは手先が器用で、スイカに小さな穴を開けて中身だけをすくい出したり、トウモロコシの皮をむいて食べるなど、特徴的な加害形態を示します。家庭菜園を楽しむ住宅でも、収穫前の野菜や果実が一晩で荒らされるケースは少なくありません。
さいたま市でアライグマ駆除を依頼する際の費用相場
アライグマ駆除の費用は、被害の進行度合いと対策範囲によって大きく変動します。さいたま市での一般的な費用相場は以下の通りです。
| 対策の種類 | 費用相場 | 作業内容 |
|---|---|---|
| 簡易駆除(追い出しのみ) | 5万円〜15万円 | 家屋内のアライグマの追い出しのみ(再発防止なし) |
| 再発防止を含む駆除 | 10万円〜30万円 | 追い出し+侵入口封鎖+清掃・消毒+断熱材交換 |
| 被害が深刻な場合 | 30万円〜 | 複数個体・侵入口多数・大規模修繕を伴うケース |
簡易駆除(追い出しのみ)
費用相場は5万円から15万円程度です。現在家屋内にいるアライグマを追い出す作業のみで、再発防止対策は含まれません。今後引越しの予定があるなど、一時的な対応が必要な場合に選択されます。
再発防止対策を含む駆除
費用相場は10万円から30万円程度です。アライグマの追い出し、侵入経路の封鎖、糞尿の清掃、消毒、断熱材の交換など、総合的な対策が含まれます。
被害が深刻な場合や、複数のアライグマが住み着いている場合、侵入口が多数ある場合は、30万円以上になることもあります。
費用を抑えるポイント
複数の業者から相見積もりを取ることで、費用を抑えられる可能性があります。また、被害が小さいうちに早期に対応することで、作業範囲を最小限に抑えることができます。
現地調査や見積もりが無料の業者を選ぶことも重要です。調査段階で料金が発生すると、他の業者と比較しにくくなります。
さいたま市で信頼できる駆除業者の選び方
実績と資格を確認する
害獣駆除の実績が豊富で、しろあり防除施工士、ペストコントロール技術者、狩猟免許などの資格を持つ業者を選びましょう。アライグマの生態を理解し、適切な駆除方法を提案できる業者が理想的です。
明朗会計と保証内容
見積もりの内容が明確で、追加料金の有無について事前に説明がある業者を選びましょう。作業後の保証期間が長い業者は、再発時の対応も安心です。
一般的な保証期間は3年から10年で、業者によって大きく異なります。保証内容を必ず確認し、万が一の再発時に無料で対応してもらえるか確認しましょう。
口コミと評判をチェック
実際に利用した方の口コミは、業者選びの重要な判断材料です。特にGoogleの口コミは、具体的な施工内容や対応の良さがわかるため参考になります。対応の丁寧さ、説明のわかりやすさ、作業の確実性などを確認しましょう。
さいたま市でおすすめのアライグマ駆除業者5選
さいたま市でアライグマ駆除を依頼するのにおすすめの業者を、料金・実績・サービス内容で比較しました。業者選びの参考にしてください。
おすすめ業者比較
| 項目 | ペスコンpro | 害獣プロガード | 害獣BUZZ | ||
|---|---|---|---|---|---|
![]() | ![]() | ||||
| 関東対応エリア | 関東1都6県 (東京、千葉、神奈川、埼玉、群馬、茨城、栃木) | 関東7都県 (東京、埼玉、千葉、神奈川、群馬、茨城、栃木) | 関東4都県 (埼玉、東京、千葉、神奈川) | 関東4都県 (東京、埼玉、千葉、神奈川) 関西・東海も対応 | 関東8都県 (東京、神奈川、埼玉、群馬、千葉、栃木、茨城、山梨) |
| 対応時間 | 24時間365日受付 | 24時間365日Web受付 ・電話 6~22時 | 電話 9-19時土日祝対応 ・メール対応 | 24時間365日対応 最短30分で駆けつけ | 24時間電話受付 土日祝も営業 |
| 料金目安 | 通常20,000円〜 キャンペーン:8,000円〜 | シロアリ:1,100円/㎡〜 ネズミ駆除:4,500円〜 | 現地調査後に適正価格を提示(誇大広告なし) | 要見積もり (自社施工で中間マージンカット) | 要見積もり (被害状況により変動) |
| 現地調査・見積もり | 無料 | 無料(写真撮影付き) | 無料 | 無料 | 無料(出張費も0円) |
| 追加料金 | なし(見積もり後) | なし(事前説明あり) | なし(明確な料金体系) | なし(追加費用一切なし) | なし(見積もり後追加なし) |
| 再発保証 | 永年保証(業界初) | 最長5年保証・施工1年後に無料点検 | 最長10年の破損保証 (期間内は何度でも補修無料) | 再発防止保証あり | 最長10年保証 |
| 公式サイト |
詳しくはこちら↓の記事にまとめています。ご参考にしてください!
アライグマ駆除の流れと注意点
専門業者による駆除の流れ
まず現地調査で被害状況を確認し、アライグマの侵入経路や住み着いている場所を特定します。その後、見積もりを提示し、内容に納得いただいてから作業に入ります。
駆除作業では、燻煙剤や忌避剤を使用してアライグマを追い出します。次に、侵入経路を金網やパンチングメタルで封鎖し、再発を防止します。
最後に、糞尿の清掃と消毒、断熱材の交換などを行い、衛生的な状態に回復させます。
自分で駆除してはいけない理由
アライグマは特定外来生物に指定されており、許可なく捕獲や駆除を行うことは外来生物法で禁止されています。また、凶暴な性格で噛まれたり引っかかれたりする危険があります。
感染症のリスクも高く、素人が対応すると健康被害を受ける可能性があります。専門知識と適切な装備を持つ業者に依頼するか、まずは区役所のくらし応援室に相談することが安全かつ確実です。
さいたま市でアライグマ被害を予防する方法
エサとなるものを放置しない
生ゴミはネットで覆い、ゴミ出しの時間を守りましょう。庭の果樹や野菜は早めに収穫し、廃棄する農作物を野外に放置しないことが重要です。
ペットのエサや観賞魚の飼育も、アライグマを引き寄せる原因となります。屋外での給餌は避け、食べ残しは速やかに片付けましょう。
侵入経路を塞ぐ
屋根や壁のわずかな隙間もチェックし、金網やパンチングメタルで塞ぎましょう。庭木の枝が屋根に届いている場合は剪定し、アライグマが登れないようにします。
床下の通気口や換気扇の周辺も、侵入口になりやすい箇所です。定期的に点検し、劣化している部分は早めに修繕しましょう。
早期発見が重要
天井裏からの物音、異臭、足跡などの兆候を見逃さないようにしましょう。アライグマの足跡は、5本指で人間の赤ちゃんの手のような形が特徴です。
繁殖期の4月から6月は子供が生まれる時期で、被害が拡大しやすくなります。この時期に異変を感じたら、すぐに区役所や専門業者に相談しましょう。
さいたま市のアライグマ駆除に関するQ&A
最後に、さいたま市のアライグマ対策でよくある疑問にお答えします。
Q.アライグマの駆除はさいたま市が無料でやってくれますか?
A.アライグマは実害がある場合に、市が現地確認のうえ捕獲などの対応を行う例外とされています。ただし対応してもらえるのは捕獲などが中心で、侵入口の封鎖や糞尿の清掃・消毒は所有者の負担です。まずはお住まいの区役所のくらし応援室に相談してみましょう。
Q.アライグマを自分で捕まえてもいいですか?
A.できません。アライグマは特定外来生物で、許可なく捕獲・駆除することは外来生物法で禁止されています。凶暴で噛まれる危険もあるため、区役所への相談か専門業者への依頼が安全です。
Q.ハクビシンとアライグマはどう見分けますか?
A.アライグマは目の周りに黒い帯のような模様があり、しっぽに縞模様があるのが特徴です。ハクビシンは額から鼻にかけて白い線が一本通っています。足跡はアライグマが5本指で人間の手のような形をしています。判別が難しいときは、業者の現地調査で確認してもらえます。
Q.アライグマが屋根裏にいるサインはどこで見分けられますか?
A.代表的なのは、深夜に天井裏から聞こえる重い足音、獣臭やアンモニア臭、天井のシミです。屋外では、雨どいや軒下に残る5本指の足跡、庭の果樹や生ゴミが荒らされた跡が手がかりになります。こうしたサインが複数そろったら、早めに区役所か業者へ相談しましょう。
Q.賃貸住宅でアライグマ被害が出た場合、費用は誰が負担しますか?
A.建物の設備に関わる被害は、基本的に物件の所有者(大家さん・管理会社)が負担すべきものです。まずは管理会社や大家さんに連絡し、対応を依頼してください。入居者の管理不十分が原因とされる場合は入居者負担になることもあるため、契約書の内容もあわせて確認しておきましょう。
まとめ
さいたま市でアライグマの被害に気づいたら、まずはお住まいの区役所のくらし応援室に相談し、市の対応と業者依頼をうまく組み合わせるのが解決への近道です。
- 相談窓口は各区役所のくらし応援室。アライグマは実害があれば市が捕獲対応する例外あり
- 侵入口の封鎖・清掃・消毒は市の対象外=業者依頼が必要
- 業者依頼の費用相場は追い出しのみ5万〜15万円、再発防止込みで10万〜30万円
- 自力での捕獲は外来生物法違反。早期対応が費用を抑える最善策
アライグマは繁殖力が高く、放置すると被害が急速に広がって駆除費用も高額になります。信頼できる業者は実績・資格・保証内容を確認し、複数社から見積もりを取って比較しましょう。快適な住環境を取り戻すために、早めの行動を心がけてくださいね。





